
2014年01月18日
行事(やしちぬ御願)
数ある行事の一つに一年間守ってくださった屋敷と家屋に感謝を述べる行事が(ヤシチヌウガン)屋敷の御願です。
昨日一日遅れでなかはらの(やしちぬうがん)をしました、市場で線香を買い求めていた時のことです。(やしちぬうがん)をするのですか?
と買い物客の一人に尋ねられたので、はいと返事をしたところ、、(、やーやしちむちょうさやー)と羨ましそうに言われたので、はっとしました。
というのは屋敷の拝みは自分の家、屋敷の所有者のみが祈願できるからです。賃貸している場合は御願は必要ないのです。
たぶんその方は持ち家をもっていることが羨ましくておっしゃったのでしょうね~準備をしながらその方の言葉と羨ましそうな目が心にのこり今までとは違う気持ちで御供えする料理をつくりました。
屋敷の東西南北の角に線香とお酒とお米を供え感謝の意をのべました。最後は玄関の扉をあけ御供えして家内安全と商売繁盛の御利益を下さいますよう祈願しました。最後は御供えしたお酒を主人に(カミレー)といって飲ませます、
以上で年に3回(2月、8月、12月 旧暦)の(やしちぬうがん)をおわります。亡き姑から私にと受け継がれた重要な行事です。
この行事の祈願は女性が行い男性はタッチしません。
Posted by 沖縄家庭料理の宿なかはら at 18:43│Comments(0)